病院企業職員の懲戒処分の公表について

所属部局　　　豊後大野市民病院
職位　　　　　看護部門　看護師
年齢・性別　　25歳　女性

減給10分の1　6ヶ月

　当該職員は、令和6年1月26日午後2時18分頃、普通乗用車を運転し、大分市内の交通整理が行われていない優先道路と交差する交差点の優先道路手前で一時停止後、発進して右折するにあたり、右方道路から進行してくる車両の有無及びその安全を確認不十分のまま発進しました。折から右方から進行してきた被害者運転の普通自動二輪車に気付かず、同車に自車を衝突させて被害者に重症頭部外傷の傷害を負わせてしまい、2月3日、被害者は前記障害によりお亡くなりになりました。職員は過失運転致死の罪で起訴され、11月に罰金40万円の略式命令を受け、納付しました。
　よって、地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号の規定に基づき懲戒処分を行いました。

服務上の措置
　豊後大野市民病院　看護部門　看護部長（59歳）　厳重注意
　豊後大野市民病院　事務部門　事務長　（58歳）　厳重注意

令和6年12月26日

　当院職員を原因とする交通死亡事故が発生いたしました。お亡くなりになられた方に対し謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご遺族、ご関係者の皆様に対し心からお詫びを申し上げます。また、市政への信用を大きく損ねる事態となってしまったことにつきまして、市民の皆様にも改めてお詫び申し上げます。
　職員に対しては、交通安全の推進と交通法規の遵守について機会があるごとに注意喚起を行い、不祥事の再発防止に取り組んできたところであります。
　そのような中、今回の事案は、当該職員が安全確認を欠いた不祥事であり誠に遺憾であります。また、法令遵守を実践すべき公務員としての自覚を欠き、患者の皆様、市民の皆様の信頼を大きく損なう行為であり、深くお詫び申し上げます。
　今回の事案を重く受けとめ、改めて職員に対し、交通法規の遵守及び服務規律の確保について周知徹底を行うとともに、交通安全の意識を徹底し、引き続き全力で職員一丸となって再発防止に取り組み、市民病院の信頼回復に向け努めてまいります。