消化器病センター

消化器病センターについて

消化器疾患に対する治療法は様々で、従来薬物療法を行う場合は主に内科で、手術が必要な場合は外科でそれぞれ治療を行っていました。しかし最近では内視鏡診断・治療の進歩や内科治療の発展により治療法の選択肢が増え、内科・外科の垣根を越えた幅広い対応が必要となってきました。そこで当院では消化器疾患に対する集学的な診断・治療を目的に消化器内科と外科を統合させた消化器病センターを平成28年4月に設立致しました。

当院は日本消化器病学会認定施設と日本内視鏡学会指導施設に認定されており、豊富な症例数および検査件数の実績があります。消化器疾患全般（上部消化管、下部消化管、肝胆膵）にわたり診断・診療を行っており、逆流性食道炎、胃十二指腸潰瘍、ピロリ菌感染症、炎症性腸疾患や肝炎などの良性疾患はもとより、悪性疾患に対しても手術をはじめ個々の症例に応じた最善の治療法を検討し行っています。積極的に内視鏡治療や、腹腔鏡手術などの低侵襲治療を取り入れ、肝癌に対しては放射線科医と協力しカテーテル治療も行っています。また消化管出血、急性胆管炎、急性虫垂炎、イレウスなどの救急症例においても24時間対応できる体制をとっています。

大分大学医学部付属病院消化器内科・消化器外科・放射線科教室、および近隣の医療施設と連携をとりながら豊肥地区における消化器疾患診療の中核を担う施設として最新かつ最善の治療を提供したいと考えております。

消化器病センター長　　棚橋 仁

診療実績（令和４年度）

上部消化管内視鏡検査　　　1,256件
下部消化管内視鏡検査　　　596件
内視鏡的逆行性膵胆管造影　117件

外来診療体制

こちらからご確認ください。→　外来診療体制表