院長交代のお知らせ
令和7年4月より、木下忠彦前院長に代わり、甲斐成一郎前副院長が新院長に就任いたしました。
なお、木下忠彦前院長は、引き続き病院事業管理者として勤務いたします。
木下忠彦 前院長 退任あいさつ
豊後大野市民病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
私はこの3月をもちまして院長職を退任し、後任に若手医師を迎えることとなりました。
当院は、2010年10月に大分県立三重病院と公立おがた病院が統合し、誕生しました。私が赴任した2013年4月当時は、両病院の職員がそれぞれの組織文化を持ちながら協働する過渡期にありました。しかし、同年10月には完全統合が実現し、職員全員が「豊後大野市民病院」の一員として、共に地域医療を支える体制が整いました。この過程で、多くの課題を乗り越えながら病院の基盤が築かれていったことを実感しています。
その後、医療を取り巻く環境の変化に対応しながら、病院の在り方を模索してまいりました。産科診療からの撤退という苦渋の決断を経る一方で、回復期リハビリテーション病棟および地域包括ケア病棟の開設、地域連携室の増員など、地域包括ケアシステムの充実に努めてまいりました。また、市民病院の開院以来、4名の認定看護師と1名の診療看護師を養成し、豊肥地域の医療の質向上に寄与できたと感じています。
特に、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大時には、感染管理認定看護師を中心に、地域の「砦」としての役割を果たすべく、職員一丸となって対応にあたりました。感染拡大初期、まだ未知のウイルスに対する不安が広がる中で、職員が率先して地域医療を支えてくれたことに、今も深く感謝しております。
さらに、熊本地震の際には阿蘇へ、人吉市の大洪水の際にも被災地へ赴き、DMAT隊員が危険を顧みず活躍してくれました。こうした多くの職員とともに歩んできた12年間は、私にとってかけがえのない時間でした。
今後、新院長のもとでさらなる発展を遂げることを期待するとともに、私は引き続き病院事業管理者として、新体制の支援と地域医療の充実に努めてまいります。
引き続き、豊後大野市民病院へのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2025年4月
豊後大野市病院事業管理者 木下 忠彦
甲斐成一郎 院長 就任あいさつ
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